ユーザー利益を追求、ドロップシッピングサービス【もしも】(3)
- 逆にドロップシッピング向きではない商品ジャンルはありますでしょうか??
ドロップシッピングは販売にある程度時間をかけるモデルなので、流行サイクルの早いアパレルは難しいかと思います。しかし、流行に左右されにくい下着やブランド品は適していると思います。
- 一般のユーザーではなく、メーカー向けの御社の強みは何ですか??
会員数と販売力です。会員の中からカリスマと呼ばれるような方たちが出てきていますし、その方たちに続けということで、売上を伸ばしている方たちも増えてきました。
- 実際に御社で取り扱っているメーカーの数は。
実藤:現在約300社です。1000万円以上の売上をあげているサプライヤーもあります。
- 先ほど1000万円を売り上げているメーカーの話がありましたが、どんな業種ですか。
生活雑貨です。
- このメーカーがこれだけ売り上げられた理由はどのようにお考えですか??
元々の商品の質が良かったことに加え、ドロップシッパーの方がクチコミで広めてくれたことにも起因しています。
- あえてお伺いしますが、過去にはどのようなトラブルがありましたか。
購入した商品が思っていた物と違う、ドロップシッパーのサイトが著作権を破っているという通報をいただいたこともありました。共に大きな問題には発展しおりません。
- 今後ドロップシッピングの市場はどのくらいになると予想しますか。
企業の方がECをするなら、楽天かYahoo!かもしもドロップシッピング、と言われる状態にしたいと思っています。2010年までには、そのようにECの中で一つの業態として認められるくらいになると思います。
- サービス立上げ当初は一般ユーザー、メーカー共に集めるのに苦労されたと思うのですが。
そのあたりもネットプライスのバックアップをいただき、うまく進めることができました。
- ネットプライスグループのメリットは非常に大きかったということを実感されていると思うのですが、その前の段階の一人でやられていた時の苦労話がありましたら教えてください。
私が個人でネットビジネスを始めるとき、そもそも私はサイトを作れないのでどうしようかと困っていました。友人が見かねてサイトを作ってくれたのがきっかけで始めることができました。ノウハウもなく、サイトの作り方も知らない、何もないところからのスタートだったので、初めは何をするのにも苦労しました。売上も立たず、貯金もすぐに底を尽き、本当にこんなことをやっていてもいいのかなと思ったこともありました。

- それからネットプライスと出会ったわけですね。
ある時、現、株式会社オークファン代表の武永社長にサイトを1ページ作ってほしいと頼まれたんです。きちんとした会社からの初の依頼だったので、アルバイトを総動員して20分くらいで作りました。その速さに好印象を持っていただいたようで仲良くさせていただき、後に株式会社ネットプライスの佐藤社長をご紹介していただきました。佐藤社長に、アメリカで普及しているドロップシッピングを日本でもやりたいという話をしたら、その場でうちがサポートするから是非やろうと言ってくれました。
- 先ほど2010年までにECで一つの業態として確立してくだろうという話の中で一番の課題はなんですか。
ユーザーの売上が上がらないと成り立たないビジネスなので、増えていくユーザーに対し、利益が上がるように商品の充実や、ノウハウ伝授などの教育をしっかりと行っていきたいと考えています。
- ドロップシッピング業界への参入が30社もあることからすれば、決して楽ではないと思うんですね。これから残っていく企業と衰退していく企業の差はどこにあると思いますか。
ユーザーの利益を考えなければユーザーは離れていってしまうので、まずはその点をどれだけ充実できるかどうかが一番のポイントになってくると思います。そして、ユーザーの利益を満たす為の商品の仕入れ、ノウハウ伝授などの教育をすることがますます重要になってくると思います。
【プロフィール】
株式会社もしも 代表取締役 実藤裕史1979年生まれ28歳。一橋大学商学部在学中の2000年、ネットショッピング企業でのインターン経験を元に、自らブランド品のネットショップを立ち上げ、月間2、000万円の売上高を達成。ネットショッピングに大きな可能性を見出し、翌年2004年に有限会社ウェブデパを設立、その後社名を株式会社もしもに変更し、ドロップシッピングというネットショッピングの新たな市場におけるイニシアチブの確立を目指す。
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