切り口・ターゲット・継続で掲載率が上がる!【アットプレス】(2)
- 最初にアットプレスというサービスを見たときこれはいけそうだと思いましたか?
杉山さんもお感じになられていると思うのですが、日本のコンビニで売られている雑誌は10年前と今とでは圧倒的に数が違います。それは日本人の趣味趣向が細分化されてきたからだと思うんです。例えば、昔は数誌に限られていたファッション誌も、今では多様化していて、非常に多くの種類のファッション誌があります。昔は時計専門誌なんてなかったと思うんですよね。
極端な話かもしれませんが、マスメディアだけの世の中から、マスメディア+ニッチメディアの世の中に変わってきているということが言えると思うんです。今では、ニッチなメディアでも一部の人たちには非常に注目される状況になって、メディアの数自体が増えてきている。メディア全体では求める情報量が増えており、また万人受けする情報だけでなく、ニッチな情報も扱われるようになったということでしょう。

また、アメリカでは大企業、中小ベンチャーにかかわらずプレスリリースを打つのが当たり前なんです。それは我々のような配信代行会社が古くから存在していたことに起因していると思います。日本でも、最近になって、やっと我々のような配信代行会社も認知されるようになり、アメリカのようにどんな企業もプレスリリースを打つのが当たり前といった状況になり得る土壌が出来上がってきていると言えます。
つまり、リリースを受け取る側も、発信する側も、より多くのリリースが流れる方向に変わって来ているということが言えるということです。
これらを考えると、今後、我々のような配信代行会社ももっと増えていくと思いますし、ベンチャーをはじめ、より多くの企業がプレスリリースを配信するようになってくると思います。
- CGMもPR業界にも変化を起こしているのではないかと思うのですがその点はいかがお考えですか?
PRとは、ある意味、社会の代表者であるメディアに対し情報を配信し、メディアがそれを掲載し、結果、社会に情報が伝播するという流れだと思います。つまり、企業から社会への一方通行の流れです。ただ、CGMができてからは、この一方通行の流れが変わったと思います。メディアが情報を掲載し、社会に伝播したらそれで終わりという流れだけでなく、情報を受けた社会がどういう風に反応したのかを吸い上げられるようになった。ソーシャルメディアを書いている人達が、雑誌を見て、新聞を見て、企業が発信している情報に対して感想を書いてくる。そういった逆方向の流れができあがってきた。それがCGMの効果だと思います。
- PRに携わっている環境の中でCGMをどう捉えていくかというのは重要なことだと思いますが、御社はどのように捉えていらっしゃるのでしょうか?
ソーシャルメディアを書かれているのは一般の方がほとんどで、自分の目に触れるものを話題として取り上げますよね。つまり、ソーシャルメディアに書かれることの多くは、メディアに掲載された記事や、目に触れた広告に対するものだということです。
PR活動に限って言えば、TV、雑誌、新聞などを一次メディアとすると、それを読んだ後に書かれるソーシャルメディアは2次メディアと呼べるのではないかと考えています。
2次メディアに取り上げられたいと希望するのであれば、まず先に1次メディアに多く取り上げられることが重要だということだと思うんです。
- 確かに、伝播と言う意味では、圧倒的に一次メディアに取り上げられたほうが、その後の2次メディアで取り上げられる数は多くなりますからね。先ほど2000以上のメディアの情報を持っていらっしゃると言う事ですが、今支援しているプレスリリースの数は一日どのくらいなのでしょうか?
一日どのくらいというのはちょっと難しいですね。というのは、プレスリリースというのはお客様がご希望された日程で配信するのですが、このご希望日がサービスの開始日だったりすることが多いので、月初や週の初めに集中しやすんです。ですので、多い時と少ないときの差が結構あるんです。月間にすると200くらいでしょうかね。
- それだけあるとどんなにいい商品やサービスも書き方ひとつで載る、載らないという事があると思うのですが、メディアに取り上げてもらう方法と言うのはあるのでしょうか?
もちろんコツはあります。でも、まず理解していただきたいのは、プレスリリースは広告ではなく、メディアの記者さんに送る情報なんだということです。メディアの方や記者の方の置かれている状況や気持ちを考えると、おのずと答えは出てくると思います。
例えば、メディアには、@Pressからのプレスリリースだけでなく、毎日色々なところから大量のリリースが送られてきます。記者の方はそれら膨大な量の情報の中から自分達が求める内容を手間をかけずにピックアップしなければなりませんので、全てのリリースの全文を読んでいるとは限りません。ぱっと見て、すぐに読み飛ばしてしまうものもあるでしょう。そういった状況を考えると、記者の方の欲している情報かどうかを一瞬で判断できるものである必要があるということになります。
もっと具体的に言うと、タイトルと第一パラグラフには、リリースの概要が詰まっている必要があり、そこを読めば、ある程度理解できる形になっている必要があるということです。最後まで読まないと誰が何をしたのか分かりませんでは記者の方に読み飛ばされてしまうかもしれませんから。
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