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2008年02月21日

結果的に勝つのは「覚悟」がある企業【カヤック】(2)

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- なるほど、クリエイティブの高いものを提供することによって、ユーザーの意識が変わってくると。
毎年、新しいサービスを出され続けているとのことでしたが、一番初めにCGM的なサービスを出されたのはいつ頃ですか。

おそらくT-SELECTというサービスで1999年です。

- 早いですね(笑)。

その頃CGMという概念はありませんでしたが、ユーザーに参加してもらって、コンテンツを雪達磨式に増やして口コミで広げるということは元々意識していました。

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- 当時からユーザーは積極的に参加してくれていたのですか。

そればかり狙っていました。受託をしながら自社サービスを展開していたので、自社サービスに注力することはできませんでした。結局のところ、ユーザーに参加してもらって盛り上がるような仕組みを作らないとそもそも運営が難しいなと感じていました。

- ユーザーを参加させる仕組み・ポイントは?

僕らはユーザーを何種かに分けていて、一般ユーザーと別の参加資格をもつユーザーをつくるようにしています。それは、。例えば建築家、画家、クリエイターのような、ただ見るだけではなく、ちょっと何かしたいというような人たちですね。彼らを巻き込んで、さらに、彼らがつくったものに興味があるユーザーたちを引き連れて来てくれるようなサービスをよく作っています。

これは受託でも心掛けていることです。例えばBEYESという物販セレクトショップのECサイトを手がけています。サイトそのものを奇抜なものすると、最初は新鮮で良いのですが、結局飽きられてしまうし、使い勝手も悪くなってしまうと思うので、サイト自体は一般的なECのつくりとなっています。

ですが、毎月1本~2本ほどレコメンド商品のflashコンテンツを作っています。担当者が一番売りたいという商品をインタラクティブな見せ方をして売ることに挑戦しています。そうすることで、毎回クリエイティブの部分でも新鮮なものをユーザにお届けしたいと思っています。
そして、月に2本のflashコンテンツの提供は我々だけでやっているとマンネリ化してしまうので、ここに外部のクリエイターに依頼して制作してもらうことが可能になっています。つまりこのスキームそのものが、運用しやすいような仕組みで、インターネット的なる考え方だなと思っています。

- 総務の森をはじめ、御社が運営する他のいくつかのサイトはニッチなものが多いですよね。ニッチな所を狙っていく理由というのは。

結局、何か新しいサービスを思いついたときに、検証すると「それってうちが立ち上げるよりも、Yahooさんがやった方が早くない?」というようなケースが多いのです。そのためバッティングしないようバッティングしないようにしていたら、どんどんニッチになっていたというか・・・(笑)。もちろん大ヒットは飛ばしたいのですけどもね。

でも、結局我々は何がしたいかと言うと、大ヒットのサービスを作ったという勲章はほしいのですが、仮に大きくヒットするようなサービスが生まれたからといって全員をそのサービス1本で関わるようにする、という気持ちはないんです。生みだすところだけをやって、誰かに譲ってもっと大きくしてもらった方がいい。僕らは、常に新しいものを延々と生み続けることができる集団でありたいと思っています。

- アイデアに関してはスタッフからどんどんと上がってくるんですか。

そうです。ブレストをとても大事にしていて、定期的にブレストをして、新しいアイデアを生み出す文化になっています。たった一人のスーパーマンがいるわけではなくて、誰かの発言に意見をかぶせてチームで良いモノを作り出すことを意識しています。

- 先ほど発信者を巻き込むという示唆に富んだ話をされていたのですが、発信者がどこにいるかわからないケースもあると思うんです。発信者を見つけるポイントは?

ある程度感覚的な部分と、しっかり調査してやるときとあります。例えば、何かアイデアが浮かんだときにmixiやブログで検索をかけて結構ニーズがあるなという裏づけを取ってスタートすることもあります。コミュニティの数が多いほど、ニーズがあると思います(笑)。


1 >> 2 >> 3へ続く

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